2月, 2017

組織開発の原点

組織開発とは、組織に所属する人々が、進んで困難な課題・問題解決に取り組む主体性とチャレンジ意欲、様々な知恵と工夫を生かす創造性、問題・課題解決のベクトルを合わせ、強い信頼関係と協力関係をもつ共同で実行する組織を作ることで、業績管理を目的とする目標管理では不可欠であることは言うまでもありません。

その原点を認識しておくと、組織開発の着手・推進・進化に有益です。

 

組織開発の原点とは

組織開発の原点は次の4点にあります。

①   関係者全員が参加する

②   “三現主義”(現地で現物を見て、現実に即して状況事実をとらえる)

③   関係者が重要な事実を共有する

④   バーチカル・フル・ジョブ(Plan‐Do‐Check‐Actionのワンサイクル業務)

で課題・問題解決に取り組む

 

4つの原点を生かす組織開発

組織開発は、例えば目標管理における「共同目標の設定と推進」のような、具体的課題に即して展開すべきです。すなわち、

①目標設定のステップでは、上位目標を理解するには、その背景・ねらいなどについて理解すること(上位目標を対象とする三現主義の疑問点の理解・共有)が必要になり、その上で自分達の課題を明確化し、目標設定(数値化できない目標設定の創意工夫等)を行います。

②また、目標達成プロセスでは「障害事実の発見と共有・排除策の創意工夫」や「目標達成に有利な要因の把握と活用の工夫」が必要となり、全員による状況事実の発見・共有、複雑な問題の場合には、個々の問題の共通性・類似性を共同で発見してグルーピングしつつ共有し、5~6グループに集約した上で、根本原因から最終結果へ至る因果関係を把握、要約し文章化する方法をとります。

 

経営者・管理者の留意点

このような、「共同目標設定、達成プロセスの問題解決、目標達成度の評価・反省・次期目標(Plan)への反映」のバーチカル・フル・ジョブを通じて、“三現主義”・事実の共有が全員参加の下で行われ、組織開発の四つの原点が生かされ、組織開発が進展することに留意して取り組みましょう。

残業時間の上限規制

労働時間の原則

労働時間は1週40時間、1日8時間の原則(労基法32条)がありますが、労使で時間外労働協定(36協定)を結びこれに定めた通りに時間外労働をする場合には労働時間の延長を認める事としています。しかし別途残業時間の上限時間の規制として「労基法36条1項の協定で定める労働時間の限度等に関する基準」が定められています。これにおいて通常の労働者は例えば1ヶ月45時間の時間外労働の限度基準が定められています。これは基準でありこれを超える時間外協定も許容はされています。さらに協定に特別条項を付けると残業時間の制限はなくなり、それが問題視されていました。

人手不足の昨今、採用も思うようにならず在籍者で業務処理を進めて行かなければならず、結果として36協定の時間設定を長くせざるを得ない企業もあるようです。

 

政府の残業上限規制原案

政府は「働き方改革」として企業の残業時間を月60時間に制限する上限規制案をまとめました。規制の強化で長時間労働の慣行を変えるとし、協定も特別条項にも上限を設け月60時間までとする案になっています。企業活動を制限しないよう短期間であれば月60時間超も認め、繁忙の月と普通の月を年間でならし、月平均60時間を超えないように義務づける方向で検討しています。規制の対象業種もトラック運送業や建設業も猶予期間を持って対象にしてゆく、研究開発職等は医師との面談、代休等を義務付け上限は設けない方向で検討しています。

 

残業一律上限規制に懸念を示す業界も

情報処理企業等が加盟する経済団体、新経済連盟では先の案に対して「一律的な規制強化だけでは国際競争力が低下する恐れがある」との意見書を提出しました。意見書の中で「人工知能、ロボットの代替等で産業が変わる中、働き方の多様性を確保し雇用の流動性を高める議論は必要」とし、「従業員の健康確保を前提としたうえで柔軟に時間管理できる環境を実現すべき」と主張しています。

いずれにせよ企業は働く人の健康の上に成り立つのですから労働時間に配慮する事は必要でしょう。

Jリーグ開幕

今週の土曜日にJリーグが開幕します。

昨シーズン終了後に佐藤寿人が名古屋グランパスへ移籍、森崎和幸が引退と相次いで功労者がチームを去りました。また、J1得点王だったピーター・ウタカも退団してしまいました。さらにはオフシーズンに柴崎晃誠、佐々木翔、森崎和幸など主力選手のケガが重なり、シーズン開幕に不安が残るかに思えました。

しかし、チームは的確な補強を行いその穴を埋めています。前線には実績充分の工藤壮人や前評判の高いブラジル人のフェリペ・シウバが加入し、MFにはヴァンフォーレ甲府の主力であった稲垣祥が加わりました。また、茶島雄介や森島司などの若手がキャンプや対外試合で成長ぶりを見せています。

結果的にはチームは若返りを果たし、今シーズンも優勝を争えるだけの戦力が整いました。長いシーズンを戦う中で、ケガ人も復帰してくると選手層も厚くなり、チーム内のポジション争いも激化してくるので、チーム力の底上げにもなります。

今シーズンの初戦は、ホームのエディオンスタジアム広島でアルビレックス新潟と対戦します。初戦の勝利でチームを勢い付けて、今年こそ念願のカープとのW優勝パレードを期待しています。

育児休業中に出勤した場合

育児休業給付金の取り扱い

育児休業中であっても会社に出勤する必要が生じたり、一定の日数を勤務する事があった場合に育児休業給付金は支給されるのでしょうか?

育児休業期間中に勤務をした場合には一定の条件付きで給付金が支給されます。平成26年9月までは支給単位期間中に11日以上就業した場合にはこの期間の給付金は支給されない事になっていましたが、同年10月より変更され、支給単位期間中に10日を超える就業をした場合でも、就業したと認められる時間が80時間以下の時は給付金が支給されることになりました。

 

支給条件と支給額

・支給単位期間中の就業日数が10日以下

⇒支給される

・支給単位期間中の就業日数が11日以上で就業時間が80時間以下⇒支給される

・支給単位期間の就業日数が11日以上で就業時間が80時間超⇒支給されない

育児休業給付金の額は支給単位期間ごとに計算されます。計算方法は休業開始時賃金日額×支給日数×67%(育児休業の開始から6ヶ月経過後は50%)。

①休業開始から180日まで

・賃金が休業開始時賃金日額×支給日数の13%以下⇒67%支給

・13%超80%未満⇒80%相当額と賃金の差 額支給

・80%以上⇒支給なし

②休業開始181日から支給率は50%に変わり、13%が30%となる

 

育児休業は休業期間である事が原則

育児休業とは労働者が子を養育する為の休業と定義づけられ、養育する子が原則満1歳に満たない期間と言う制限はありますがそれ以上の詳細な定義はありません。

しかし連続取得する事が休業と定義づけられていることから、80時間以内就業であれば育児休業給付が停止にならないとしても、休業に専念する観点からは常時就労する事が前提にあると言うわけではありません。労使合意に委ねられているものの、原則臨時的就業が前提と考えられるでしょう。

又、社会保険の保険料免除については定期的に就労ともなれば復帰したと扱われ保険料が免除されなくなることがあります。

源泉税は支払調書で確認を 一口馬主の確定申告

小口でもなれる!競走馬の「一口馬主」

競走馬の馬主(うまぬし)といえば、昔からお金持ちのステータスですが、数十万円からの小口の出資で間接保有ができる「一口馬主」という制度があります。

この制度は「愛馬会法人」「クラブ法人」という2つの法人と「匿名組合契約」を用いて組成されています。

一口馬主

→愛馬会法人

一口馬主が愛馬会法人に出資(匿名組合契約)。その出資を基に愛馬会法人が競走馬取得。
愛馬会法人

→クラブ法人

愛馬会法人の競走馬をクラブ法人に現物出資(匿名組合契約)。クラブ法人が法律上の馬主資格を有する。

クラブ法人は競走馬をレースに出走させ、獲得した賞金を「JRA→クラブ法人→愛馬会法人→一口馬主」と順次分配していきますが、各段階で源泉徴収が行われます。

JRA

→クラブ(匿組)

(賞金-50万円)×10.21%を源泉徴収
クラブ(匿組)

→愛馬会(匿組)

匿名組合契約等に基づく利益分配金×20.42%の源泉
愛馬会(匿組)

→一口馬主

匿名組合契約等に基づく利益分配金×20.42%の源泉

 

なんでこのような形態になったのか?

この制度は、匿名組合というパススルー事業体を用いた投資スキームとはなっていますが、もともと節税目的で作った仕組みという訳ではなさそうです。

1971年、競馬法改正により名義貸し禁止が明文化され、共同馬クラブが解散の危機に陥りました。そのクラブの一つが存続のため、商法の匿名組合を使った運営手法を考案し、他のクラブもそれに続いたということのようです(このような経緯からか、十数年前までは業界独特の源泉徴収が行われていたようです)。

 

20万円超の場合には「雑所得」で確定申告

「一口馬主」が受取る匿名組合の利益分配金は所得税法上、「雑所得」に該当します。この場合、給与所得者は、他の給与・退職所得以外の所得が20万円を超えるときには、確定申告が必要となります。

収入金額(分配額のうち利益部分)から会費など必要経費を控除した金額が雑所得の金額となります。源泉徴収額は、愛馬会から送られてきた「匿名組合契約等の利益の分配の支払調書」を確認して下さい。

条文では「ハマチ」でないとダメ?ブリの養殖は変動所得?

海面養殖魚の主役は「ブリ類」「マダイ」

魚が美味しい季節となりました。アナゴ、イシダイ、シマアジ、ヒラメ、ブリやタコなどが舌を愉しませてくれます。

天然物は美味とされていますが、養殖物もよく出回っています。少し前の資料(H24農水省)ですが、ブリ類・マダイの天然・養殖の割合は次のとおりとなっています。

  生産量 生産額(価格)
ブリ類 養殖61%・天然39% 養殖81%・天然19%
マダイ 養殖79%・天然21% 養殖80%・天然20%

この2種類は、日本における魚の養殖の主役です。海面養殖業の収穫量(H27農水省)を見ると、魚類養殖24.5万tのうち約8割がブリ類(13.9万t)とマダイ(6.4万t)で占められています。

一方、経営面では、これらの養殖は収支ともに大規模となり、漁労所得の変動が大きく、不安定な傾向があるようです。

 

所得税・平均課税の対象となる「変動所得」

所得税は超過累進税率(高所得部分の所得について高税率)を採用しているため、収入の変動が大きい業種は、収入が少ない年は税額が少なくても、「大当たり」の年は高率の税率が課せられるため、年々安定した収入がある人と比べると税負担が高くなってしまうことがあります。これを是正する措置として「平均課税制度」が設けられています。この制度の対象となる「変動所得」に、一定の養殖業が列挙されています。

①漁獲やのりの採取による所得

②ハマチ、マダイ、ヒラメ、カキ、ウナギ、ホタテ貝、真珠、真珠貝による養殖による所得

③印税や原稿料、作曲料による所得

④著作権の使用料に係る所得

 

条文では「ハマチ」と記されてますが…

これを見ると「ハマチ」とは書いてありますが、「ブリ」とは書かれていませんね。

ご存じのとおり、「ブリ」は出世魚で成長するに従って呼び方が変わります。

関西ですと40㎝ぐらいまでのサイズが「ハマチ」、80cmを超えると「ブリ」と呼ばれます。養殖業では飼料効率の面から大きくなりすぎてから出荷するとペイできないため、養殖ブリの多くが「ハマチ」サイズで出荷されます(そのため、「ハマチ養殖」とも呼ばれます)。魚類学上は同じ魚ですので、国税では、ブリ類の養殖は「変動所得」として取り扱われております。

相互フィードバック

「相互フィードバック」は、目標管理制度の組織目標への貢献度評価を実施する方法として用いられ、評価の公正性・納得性が確保できるとともに、組織に所属する仲間の信頼関係を強化するメリットがあります。

 

相互フィードバックの必要性

評価の公正性・納得性を確保するために役立ち、その要件は次の通りです。

①   被評価者が公正であると感じ、評価の結果を納得できなければならない。

②   そのためには、評価が真摯に、客観的な事実に基づいて実施されなければならない(管理者の好き、嫌いなどの感情に基づく恣意的な評価は、納得性を持たない)

③   公正性・納得性の高い評価を実施するには、目標管理制度の運用で評価すべき事柄の事実を知っている、一緒に努力した仲間の真摯な相互フィードバックを評価の根拠とするのが適切である(管理者による評価も、この相互フィードバック情報を根拠とする必要がある)

④   相互フィードバックの結果を利用して、組織のメンバーの総意として評価が決定される。

このような「相互フィードバック」は、評価の公正性・納得性を確保するのに役立つのみならず、仲間が相互に高め合うことを通じて、信頼関係を強化します。

 

相互フィードバックの方法

組織目標の完了都度、その組織目標からカスケードダウン(段階的順次細分化)した個人目標の担当者が集まり、次の評価の視点で、「評価に値する具体的事実」を端的に捉えた相互フィードバックを実施します。

1.目標達成状況
2.プロセスの創意工夫・能力発揮などの具体的な行動
3.組織目標達成に対する貢献度
4.仲間に対する影響度

 

経営者・管理者の留意点

「相互フィードバック」は、面倒だと思われがちですが、信頼し合う組織づくりの価値は大きく、目標達成力の向上に貢献します。社員に対して前記要件・方法の繰り返し徹底を図り、浸透させましょう。

どちらが正しい?「一丁目」と「1丁目」

最近よく聞く「一丁目一番地」

最近、政治家が「一丁目一番地」という言葉を口にするのをよく耳にします。意味としては、「一等地」というより、「最優先事項」として用いられているようです。「一」「一」とリズムが良いので、スローガンとして使いやすいのかもしれません。

また、昭和32年から40年にかけて、NHKラジオで放送されたドラマ「一丁目一番地」の明るい主題歌を思い出された方もいるかもしれません。若き日の黒柳徹子さんが出演されていました。

 

「一丁目」と「1丁目」どちらが正しい?

さて、この「一丁目」。漢数字で書くのが正しいのか、算用数字(アラビア数字)で書くのが正しいのか悩まれたことはありませんか? 「地番」「本籍」「住所」のどれを記載するかにもよりますが、「住所」でいえば、実は「一丁目」と漢数字で表記されるものは、「住居表示に関する法律」(昭和37年施行)に基くもので、町名の一部(固有名詞)なのです。

住居表示には、「街区方式」と「道路方式」の二つの方法があり、多くの自治体は「街区方式」を採用しています。この場合、「街区符号」と「住居番号」で住所を表示することとしています(町名は漢数字、街区符号・住居番号は算用数字が用いられます)。

町名 街区符号 住居番号
〇〇一丁目 1番 1号

 

算用数字で表記されるケースとは?

ただ、この住居表示の実施状況は市町村でもまちまちです。そのため、住居表示未実施の地区は、上記と表記が異なります。

この場合、地番を住所として扱うことが多いのですが、地番でなく住所を表すことを示すため「番地」と表現されます(「号」は使用しません)。

たとえば、横浜市の場合、古くから開発されていた都心部は、「住居表示に関する法律」以前に土地区画整理などで字界字名変更が行われた際に設置された字名を用いているため、算用数字で表記します。

【横浜市の場合】

町名 字丁目 番地
〇〇 1丁目 1番地

どちらにしても、住民基本台帳法などの「特例扱い」で、算用数字で表現しても構わないこととなっていますので、市役所から発行される住民票などは算用数字で表示されることもあります。

介護離職防止支援助成金

育児介護休業法が平成29年1月より改正されましたが、それに先立ち昨年の10月に介護による離職防止の制度を設けた企業に支給される助成金が新設されました。

 

要件1 実施事項

次の(1)すべてに該当し、(2)又は(3)に該当する人がいた場合。

(1)仕事と介護の両立の為職場環境整備

① 労働者の仕事と介護の両立に関する実態把握の為のアンケート調査を行った。

② ①の調査結果を集計した日の翌日以降、厚労省の指定資料により自社の介護休業制度を見直し、改正育児介護休業法に沿った制度を導入した。

③ ②において導入した制度の施行日翌日以降、労働者に向け人事労務担当者による社内研修と仕事と介護の両立支援制度の周知のいずれも実施した。

④ 「介護に直面した労働者の支援」の為、仕事と介護の両立に関する相談室を設置し ②以降に周知した。

⑤ 介護支援プランにより介護休業の取得及び職場復帰並びに介護休業関係制度の利用を支援する措置をあらかじめ規定し、労働者へ周知した。

⑥ ①~⑤の実施後(2)の休業を取得し(3)の制度を利用する労働者に所定の措置を講じた。

 

要件2 対象者

(2)介護休業

①介護休業を同一の対象家族について連続1ヶ月以上又は合計30日以上取得、職場復帰した雇用保険被保険者であり、介護休業開始日の1ヶ月以上前から申請事業主に雇用保険被保険者で雇用されている人。

(3)介護制度

①所定労働時間の制限制度、時差出勤制度、深夜業の制限制度を同一の対象家族に対して連続3ヶ月以上又は合計90日以上利用した雇用保険被保険者、当制度利用の3ヶ月以上前から申請事業主の雇用保険被保険者で雇用されている人。

(2)(3)共通事項

対象家族の要介護の事実を把握後、制度利用開始の前日までに上司又は人事担当者と面談し介護支援プランを策定する。

作成したプランに基づき制度利用日の前日までに引き継ぎや業務体制検討を実施。

制度利用後に雇用保険被保険者で1ヶ月以上雇用、支給申請日も雇用している事。

大和ミュージアム

西村です。

先日、大和ミュージアムに行きました。

戦艦「大和」を建造した軍港であり、戦後には世界最大のタンカーを多く建造する明治以降の呉の歴史と造船等の科学技術を紹介する博物館です。

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博物館の中は入館後すぐに10分の1戦艦「大和」、大型資料展示室には零式艦上戦闘機六十二型、砲弾など実物資料が展示されていました。

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資料が展示されているだけかと思っていましたが、3階では船を造る技術ということで操船シミュレータ、浮力の実験等、船の仕組みについて色々と体験することが出来ました。

 

その後、道向かいにある潜水艦と掃海を展示する「海上自衛隊呉資料館てつのくじら館」に寄りました。現在は塗装工事中ということで、全景を見ることは出来ませんでしたが、実物の潜水艦に乗艦するという貴重な体験をすることが出来ました。

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