“働き方改革”の効果


“働き方改革”の導入目的を「より強く、働きがいのある企業にする」とした場合、導入結果から効果を検証しなければなりません。その検証事例を紹介します。

 

“働き方改革”の効果

グローバルに事業展開する消費財メーカーU社は、2016年7月に“新しい働き方” (WAA:Work from Anywhere & Anytime)を導入し、3ヵ月後に次のように効果を検証しました。

(WAA導入1ヵ月後と3ヵ月後に実施した社員アンケート結果から)

項目 導入後3ヵ月の変化
WAA実施状況 一度でも実施した人の割合:導入後1ヵ月68.4%、3ヵ月後88.2%と上昇
「毎日にポジティブな変化があるか」 1ヵ月目で57.1%、3ヵ月目で68.8%が「YES」。「わからない」は2割程度で、そのほとんどはまだWAAを実施していない社員。
WAAの使用頻度 2週間に1~2回が約27%、月I~2回が25%、週1~2回が24%で、毎日使用もあり。
生産性 生産性が上がった:全体の66%、下がった:9%で、全体平均で26%の生産性向上。
労働時間 短くなった27.8%、長くなった3.5%で、全体として短くなっている。

残業時間は減少。導入前の6月と導入後の8月の対比、約-4%。

モチベーションの変化 社員のコメントの中に、「自分で働くことを選択している気がして、働くことへのモチベーションが上がった」という回答。「自分で決めたかどうか」が非常に大事。WAAを自らの意思で活用する、選択することで、結果的に効率化・生産性の向上につながっていくものと思われる。

このように、性善説に基づいて管理人事をやめ、社員を信頼して任せてみたところ、危惧するような悪いことなどは起きず、むしろ社員にいきいきと働いてもらえるようになってきていることが検証された点に注目しましょう。


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